体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 亀戸 広東名菜「麼麼咋咋(モーモーチャーチャー)」 蒸し鶏の葱ソースがけ

また全部猛烈に美味い店に出逢ってしまった体たらく。

屋号は〝色々なものをあわせる” の意。足し算の美学なのか?それとも?

赤ワインにするか迷ったけど、紹興酒関帝5年をデキャンタで。

とらふぐの皮とクラゲの辛み和え。早速〝色々なものをあわせた”一品を。一口喰ってシェフの凄さが分かった。コレは単純な足し算の料理では無く、もっと奥が深い。

蒸し鶏の葱ソースがけ。この料理は中華の名店では必ず喰うし、感動する味にもさんざん出逢って来たけど、ダントツで過去1番の猛烈。肉のしっとり感、塩気は角が無くどこまでもマイルド、そして積丹の鱗晃荘の魚介料理みたいな圧倒的な透明感。足し算と引き算を組み合わせる技術。

湯葉巻きのオイスターソース蒸し。コレは同業の某有名台湾料理人が大絶賛していたヤツ。凄く深い旨味に異業種のオレも大絶賛。

麻婆茄子の和えそば。茄子好きのオレとしては外せない品。辛くも無く甘くも無くちょうど良い線を攻めている。今までの料理が凄すぎて地味に思えるけど、コレも猛烈。

〆て1人で、4.3千円。足し算×引き算=透明感+旨味 そんな感じに大満足。