体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 船堀 もつ焼き「福政」 全部猛烈に美味い

今日はお初の福政に決めていた。定時で会社を飛び出し19時前に到着も満席の様子。1分後、お一人様と入れ替わり。運が良い。

この時間で既にヤマとなっているネタ多数。次回は2時間休を取って口開けを狙いたい。

レバータレ。口に入れた瞬間の感想は、コレはフランス料理か?だった。なぜそう思ったかは分からない。でも、今まで喰ってきたもつ焼きとは全く次元が違う事を把握した。

上シロがあればマストという事前情報から真っ先に頼むもヤマ。代わりに並シロ。並なので期待していなかったが、衝撃が走る。豚の大腸とは思えない上品な旨味と甘味。そして、ゴムみたいな噛みにくさ皆無の包丁仕事。並でコレだから上なら猛烈に美味いを遥かに超えて、気絶するほど美味いに違いない。

つくね。歯応えがあり肉肉しい。つくねの概念が変わるというより、福政つくねという新ジャンルと理解した方が良い。回転寿司と江戸前寿司の違いくらいある。

合わせるのはフランス産赤ワイン。最高だ。

白ネギ。オリジナルバターを塗りながら炭火で焼く変態仕事。味の足し算の様でもあるし、引き算の様でもある不思議な味。脳みそが解釈するのをやめて、猛烈という単語だけが残った。

タン。素材が良いことはもちろん、切り付け、串打ち、火入れ、塩梅、全てが完璧で無いとこうは行かないと理解するのに十分な味。

軟骨。軟骨そのものより、軟骨の周りに付いている肉の味わいを楽しむ仕掛けと理解した。

軟骨煮込み。小さい寸胴から器に移す仕事が、まるでお茶会の所作の様だった。味も完璧。コレでごはんを喰うのが夢。

〆て1人で、5千円。凄い店に出逢った。衝撃大満足。