体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 勝どき 立飲み屋「かねます」 17年越しの恋を叶えた日

勝どきビュータワー1階にある高級立飲み屋「かねます」。

俺のイタリアンの坂本社長が麻布幸村出身の島本氏を何とか口説くために連れてきた店としても知られる。その様子は、こちらの本で。

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

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俺が「かねます」を知ったのは、17年程前に遡る。何かの本に載っていた「かねます」の生うに牛肉巻きの写真に釘付けとなる。この組み合わせ、このデザイン、何者にも似ていない、料理に対して初めて経験するインパクト。それは、一目惚れだったのかもしれない。以来、ずっと頭の片隅から離れない。いつか、きっと、と恋い焦がれている間に17年もの歳月がたってしまった。17年。小学校入学から大学を卒業するまでストレートで16年。とても長い歳月だ。

「かねます」は、16時開店の20時閉店。開店と同時に満席になるらしい。サラリーマンには行きにくい店だ。今日は休暇を取り、15:40から並ぶ。少し早く15:50開店。俺は2人目の客。

黒生を頼み、達筆?のメニューを解読する。この時間が至福の時。

最初に、この店の代表メニュー、生うに牛肉巻きを頼む。17年の恋が叶う時。逢いたかったよ。わさび醤油と共に口に入れる。雲丹の味が先に来て後から牛肉の味が追い付いて来る。確かに美味い。

次に毛がにサラダ。贅沢な一品。カニ身を和えたサラダ部も美味いが最後に甲羅から取り出し食べるミソも美味い。

ぐじ(甘鯛)の昆布〆。肉厚で歯応えあり。昆布の味が強いので好みが分かれるかな。

牛にこみ。以外にも少し洋風な味付け。すげぇー肉がゴロゴロ入っている。美味い。

〆は箱寿司。具でシャリが見えないがシャリも敷き詰めてある。洒落た一品。

入店から50分が経過。そろそろ出よう。

立飲み屋で長居は禁物。常連らしき今日1人目の客は、料理2品とハイボール1杯で僅か15分で出て行った。こんな楽しみ方もいいな。

〆て1人で11,400円。高いけど、17年越しの恋が叶ったので大満足。