体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 東日本橋 焼鳥「江戸政」 生タタキ

午後休をとった最大の目的は、両国橋の袂にある初訪問のこちら。営業時間的にサラリーマンには中々の難所で17時開店の20時閉店、3時間しか店を開けない。限定のフジかカワを喰いたい場合、7人目位までのポジションが必要。金曜の今日は開店70分前で5人目、限定喰えるポジションをゲット。開店40分前で1巡目定員の12、3人の並び。ちょっとしたローカルルールがあるので予習は必須。開店15分前に人数とレバー注文の有無を訊かれることから始まる。

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店に入ると順に飲み物を訊かれ、最近ハマっている黒ビールから。酒類はなぜか都度キャッシュオンルール。

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まず、お決まりのコース。初めは、名物の生タタキ。タタキは生、半生焼き、良く焼きから選べるが、迷い無く生。鶏肉ってこんな味をしていたのか、初めて知った。鮪の中落ちみたいな甘さ。継ぎ足しの焼鳥のタレと山葵をガツンとつけても鶏肉の甘味と旨味が勝つ素晴らしさ。超猛烈に美味い。

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冷酒に移行。日本酒は白鶴一択で冷か燗を選べる。

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お決まりコース、焼鳥、ハートスタミナ、ピーマン肉詰め。肉は極厚ながら芯まで火入れバッチリ。訊かなかったけどおそらくタレ一択。でもそれでいい。こちらはタレの旨味も名物だから。鶏肉の味が濃い。ハートスタミナに挟まっているハツはぷりぷり食感が快感。ピーマン肉詰めも良い火入れ。総じて、超強烈に美味い。

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お決まりコースの最後はレバー。これも芯まで火が入っているのに瑞々しさが残っている絶妙の火入れに感動。レア焼きなんて無粋なことはしないのが創業97年の老舗のこだわりなのか。猛烈に美味い。

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ここで追加を訊かれる。訊かれるまで追加注文できない、追加注文は1回だけのルール。追加1品目はコースにも入っていたハートスタミナ。超強烈に美味い。

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追加2品目は限定品のフジ。フジとはハツとレバーの間の希少部位。今日は限定2本。オレより先の客はカワを選んでくれたおかげでフジをゲット。限定のフジとカワは両方選べない、どちらか一方だけのルール。コリコリの食感と凝縮された旨味を楽しむ。猛烈に美味い。

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追加最後の品はこれしか無い。生タタキをアゲイン。途中から山椒と七味をかけて味変を試すも、ノーマルが一番と悟った。2回目も超猛烈に美味い。

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開店前の並びは向かって右側へ、開店後の並びは左側へなのも謎のルール。

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滞在時間40分、〆て1人で、3.8千円。(焼鳥合計2,700円+黒ビール480円+冷酒610円)衝撃的に凄かった。唯一無二の店。大満足。