今日は何となく両国で呑みたくなり、途中下車。両国と言えばちゃんこ。両国でちゃんこを食べるからには本物を試したくなり、老舗のちゃんこ屋「巴潟」を初訪問。両国でちゃんこを食べること自体初体験。
ハイボールを頼む。この店では竹鶴を使用。感心するほど美味いハイボールだ。ウイスキーと炭酸の比率、混ぜ方、氷の量、使うグラス、全てが完璧で初めてこの美味さが出せる。ハイボールが美味い店は信用できる。些細なことも手抜きをしない証だからだ。
まず一品料理。だし巻き玉子。やさしい味。
稚鮎の南蛮漬け。稚鮎のワタの苦味がいいアクセントになっていて美味い。
空豆の塩茹で。相方が注文。自分は好きではないのでノーコメント。
刺身の５点盛り。特に赤貝が美味い。ちゃんこ屋だが、刺身のネタ選びにも手抜きなし。老舗の矜持を感じる。
若鶏の串焼き。デカイ。サイズが分かる様に楊枝を並べ写真を撮る。美味いけどお腹いっぱいになっちゃうのでちゃんこの前には食べるべきではない。
京都寺戸特産朝掘り筍を使った焼き筍。上品な味。さすがだ。
いよいよちゃんこ鍋を頼む。醤油味、塩味、味噌味、水炊きの中から味噌味を選ぶ。どれも捨てがたいが雑炊は味噌で食べたかった。店員が鍋奉行になってくれるので、完全にお任せする。どの味を選ぶかにより具が変わる。味噌味の場合、いわしのつみれ、あじのつみれ、鮭、蛤、帆立貝、野菜、きのこ、油揚げ等で肉は無し。鮭は小骨も全て取り除かれている丁寧な仕事ぶり。味噌は４種類のブレンドでさすがに美味い。
〆の雑炊も完璧。
店員はさすが老舗と思わせる素晴らしい接客をする。
2人で〆て1.7万円は少し高いな。場所がら已む無しか？
