体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 足立市場「しいはし食堂」 まぐろ天よこカツ

色々ありまして、年末は今日一日だけの昼間の自由時間。

隣の徳田屋は激混みだったので、3年前にも訪れたしいはし食堂へ。

二日酔いの治療のため日本酒を身体に入れる。大雪渓→道灌とリレーして、初めて呑む道灌が猛烈。

お通しの昆布の佃煮でちびちび呑りながら今年のロクでもない出来事を振り返るのはやめて、来年もその日暮らし、居酒屋での一瞬の「猛烈!」だけを楽しみに生きる。それだけ決めてオレの脳みそを節電モードに切り替えた。

脳みそ節電モード中にまぐろ天よこカツが届く。天よことは鮪の脳天横の希少部位で、安価に喰えるが市場メシの醍醐味。カツだけど山葵、大根おろし、醤油、塩をセット。節電モード中のオレの脳でさえ、間違ってもソースは使わない。

まず山葵醤油で喰らう。噛んだ瞬間、オレの脳は一瞬で起動した。鮪の脳にオレの脳が起こされた瞬間だ。コレだ!一瞬の猛烈!この一瞬のために生きている。次はレモンと塩でやっても猛烈!大根おろしと醤油でも猛烈!

〆は、しいはし食堂のスペシャルティ、ごま醤油漬け丼。

ごま醤油のねっとり甘塩っぱさが、魚体の味は薄めのメジマグロ、稚鰤、サーモンに旨味を与えてくれる。猛烈に美味い。

〆て1人で、2.6千円。一瞬の輝きに酔いしれて大満足。