伝統的な京料理からジャンクものまでリーズナブルに楽しめる楽庵。うちは割烹では無く居酒屋と言い切る潔さがたまらない。
いつも通りハイボールから。お通しのおばんざい盛りが美味い。
富山産新物蛍烏賊の酢味噌。パンパンのワタがたまらない。強烈に美味い。
たまらず日本酒へ。
豊富な日本酒のラインナップから選んだのは、この2つ。梵ときしらずにハマり、5合は呑んだ。
くもこ(鱈白子)ポン酢。京都料理らしく無い白子ポン酢が本日のおすすめだったので喰ってみる。これ以上無い新鮮な白子と柑橘類多めのポン酢の相性が抜群。猛烈に美味い。
天然活魚造り盛り合わせ。鰤、ヨコワ、鰆、鱒、真鯛、鱸、鮃、甘海老の盛り。厚切りとサラダ乗せが楽庵流。特に鰆と鰤が強烈に美味い。
鰊と茄子煮。茄子好きのオレとしては外せない京都の伝統的なおばんざい。甘めの味付けがたまらない。強烈に美味い。
金目の煮付け。京料理らしく蓋を閉じて登場。開けるとそこには侘び寂びの美意識。白いお椀に必要最小限の黒茶の煮汁。朱色に輝く皮を一切乱さない煮付け技術。てっぺんに山椒の葉。カジュアルな店だけど締めるところはしっかり締めるメリハリが素晴らしい。猛烈に美味い。
和牛アキレススープ。ジャンクで中毒性のある味。スープを啜る。最初はペッパーのシビれが支配する。また啜る。シビれに慣れ始めるとアキレスから抽出した出汁の深みを感じ始める。これは、京料理の技法の応用なのか?中華の技法なのか?そんな事はどうでも良い。超猛烈に美味い。この仕事で480円は驚愕のCP。
海老芋蟹あんかけ。京都で餡かけ料理は外せない。海老芋は唐揚げになっていて、それだけで十分美味いのに蟹たっぷりの餡まで乗ってくるのだからたまらない。強烈に美味い。
料理と酒以外に印象的だったのは、バイト?のオネーちゃんの完璧な仕事。ストレス無く注文が通るし、気がきくし、若いし。
〆て2人で、12,500円。今日も大満足。
祇園をぐるぐる散歩。コロナの影響で人はまばら。白川の桜はまだだけど風情は感じた。
〆はラーメンに決めていたけど、目当ての祇園の名店が閉まっていたのでやむなく京都とは全く関係のない一蘭へ。コロナの影響なのか、一蘭の人気が無いのか分からないが、客が誰もいない列の集中カウンターで啜るラーメンは寂しさを感じるのに十分だった。