体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 浅草「栄寿司」 鯵炙りポン酢

浅草の老舗で寿司を喰う、20年来の夢だった。簡単に実現できそうだけど、それなりに歳を重ねないと難しかった。浅草は、浅草寺の表と裏で街の表情が変わる。観光客でごった返している表に対し、静かで落ち着いた雰囲気の裏、通称、観音裏。この界隈にあるのは、ガキを寄せ付けない大人の店ばかり。

f:id:teitarakuen:20190310115424j:plain

いつも通りハイボールから。お通しの卵黄味噌漬けの美味さに度肝を抜かされる。

f:id:teitarakuen:20190310115413j:plain

お通しの2品目は、畳鰯。呑んべいの琴線に触れ、甕雫のロックで合わせる。

f:id:teitarakuen:20190310115403j:plain

つけ台にさりげなく置かれたガリ、谷中生姜、壺漬け。センスが良い。

f:id:teitarakuen:20190310115347j:plain

刺し盛り。カワハギ肝付き、煮トコブシ、鯵炙りポン酢、〆鯖、鮃の身とエンガワ、青柳の炙り、茹で蛸梅肉ソース乗せの盛り。どれも江戸前の仕事。全部猛烈だが、鯵炙りポン酢は超猛烈。

f:id:teitarakuen:20190310115335j:plain

猛烈な刺し盛りには、七賢の生酒で合わせる。

f:id:teitarakuen:20190310115600j:plain

玉。連れの好物。

f:id:teitarakuen:20190310115548j:plain

本鮪赤身の漬け。オレの好物。

f:id:teitarakuen:20190310115537j:plain

店の雰囲気は、緩くも無く堅苦しくも無く、ちょうど良い。

f:id:teitarakuen:20190310115527j:plain

握りの大きさも、ちょうど良い。

f:id:teitarakuen:20190310115516j:plain

ツメの甘さも、ちょうど良い。

f:id:teitarakuen:20190310115748j:plain

接客も付かず離れずで、ちょうど良い。

f:id:teitarakuen:20190310115737j:plain

車海老は、踊り(生)かボイルかを選べ、連れは踊りで。

f:id:teitarakuen:20190310115727j:plain

f:id:teitarakuen:20190310202320j:plain

オレはボイルで。

f:id:teitarakuen:20190310115713j:plain

f:id:teitarakuen:20190310115658j:plain

何もかもが、ちょうど良い。

f:id:teitarakuen:20190310202251j:plain

玉はもう要らないけど。

f:id:teitarakuen:20190310202306j:plain

葱鮪汁は、見た目も味も完璧。超猛烈。

f:id:teitarakuen:20190310115928j:plain

粋だな。

f:id:teitarakuen:20190310115940j:plain

〆て2人で、3.3万円。予想よりちょっと高めだけど、刺し盛りが猛烈に美味かったので大満足。