体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 中目黒 うどん「sugita」→東横線界隈ちい散歩

今日は、東急東横線界隈をちい散歩

まずは何を置いても昼飯。中目黒のうどん sugitaへ。中目黒駅からこんな住宅街の中にあるのか?と思いながら歩くこと7分、忽然とsugitaが現れる。12時過ぎ到着、既に店の中で3組、外で1組の先客が待っている。
かつて印刷工場を営んでいたうどん好きの主人が、とうとう趣味を超えてうどん屋を始める。生来の職人気質から小麦粉や出汁の材料に徹底的にこだわり、丁寧に作られたうどんの美味さが評判を呼び、繁盛店になったそうだ。

30分ほど待って着座。メニューを見ると、予想に反し様々なバリエーションがある。うどんと出汁本来の美味さを味わうため、シンプルなぶっかけうどんを頼むべきだったが、ここでしか食べられない創作系うどんに目移りしてしまった。

俺の選定→のりぶっかけ(1,100円)+五色揚げ(200円)。
青海苔を練り込んだ緑色のうどんに大量の海苔が乗っている。濃い目のタレをかけて温泉卵を混ぜ混ぜして食べる。一気に混ぜてしまったため、うどんに練り込まれた川海苔の風味が分からなくなってしまったのが悔やまれる。でも、大量の海苔と温泉卵の相性が良く文句無く美味い。そして、五色揚げも素晴らしい。青海苔、小エビ、生姜、サキイカ、ネギの五色が入っていて、空気を抱いたサクサクの揚げ方が素晴らしく、海苔と海老の風味や控え目な生姜の味もイイ。

妻の選定→ビシソワーズ風冷やしぶっかけ(950円)。
これは週変わりメニューの一品。新じゃがを使ったビシソワーズ風の汁が優しい味。

商売商売していないところも気持ちがイイ。いい店だ。

腹も満たされ、散歩を始める。東横線沿いを当ても無く自由が丘駅まで歩き、最後に等々力渓谷まで行く算段だ。隣駅の祐天寺駅に行く途中、見かけるのはクリエーター系の個性的な風貌の人ばかり。ここに住んだら面白そうだ。祐天寺駅前は、思いの外、人通りが少ない。このあたりから雨雲が出てきた。次は、学芸大学駅。駅前の人の多さに驚く。祐天寺とは全然違う。西口商店街を抜け住宅街の方へ。敷地は広く、停まっている車は高級車ばかり。違う世界に来たようだ。近くに碑文谷公園がある。ボートに乗れる池があるけど、寂しい印象。トイレを借りる為に仕方なく入ったローソンで「白濁」という名の美味そうなビールを見かけ衝動買い。都立大学駅前のベンチに座って呑む。独特のコクがあって美味い。さすが、ビール大国のベルギーから直輸入しただけの事はある。こんなちょっとした出来事に幸せを感じられる自分は、つくづくCPの良い人間だと思う。

歩き疲れて来たので、最短コースで自由が丘駅に向かう。自由が丘駅周辺は、大変な賑わいだ。センスの良い店が多く、駅から結構入った路地にGODIVAの店が普通に馴染んでいて、他の街との違いを見せつけられる。休むため、Cafeに入る。

ガスパッチョとチーズパンを食べる。ガスパッチョは、濃厚ながら適度な酸っぱさで完璧な美味さ。

次は、最後の目的地、等々力渓谷へ。もう歩いて向かう気力も体力も残っていないので、大井町線に乗る。等々力駅で降り、成城石井の先に等々力渓谷入口がある。このミスマッチが素晴らしい。

天気が良ければ、木漏れ日が気持ち良いのだろうが、雨こそ降らないものの雨雲に覆われた天気のため、昼間でもかなり暗い。

目黒区アドレスで渓谷を楽しめるというのが唯一のポイント。

後は晩めしを喰って帰るだけ。等々力駅から電車に乗り、大井町駅で乗り換え神田駅へ。
江戸っ子回転寿しで4周年記念の全品半額サービスをやっていたので並んでみる。1時間も掛からず入れると思ったが甘かった。結局1時間半待ってようやく店の中へ。鮑など売れ切れもあったが、ただでさえCP最高の江戸っ子回転寿しが、更に半額なので、並んででも食べる価値があった。酒も半額❗️

普段、縁の無いセレブ街も探索できたし、良く歩き良く食べ、充実した1日を過ごせた。