体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 神田 活魚料理「浜貞」 神田の竜宮城で光速で魚を捌く大将と勝負してきた

神田で呑み始め25年。この界隈の呑み屋には精通しているという自惚れをガツンと挫かれる。神田駅北口から徒歩1分。こんな竜宮城があるとは知らなかった。
ちなみに、写真の店外にある発泡スチロールの箱の中には、活魚が入っている。水槽だけでは全然足りないようだ。

19時、店に入る。お通しは、銀杏。シンプルだけど酒のアテに最高。

1人客は俺だけ。座ったのは、最も入口に近いカウンター席。通りの往来をぼんやり眺めながら呑むのもいい。

活蛸の刺身。
動いている。口に入れると吸盤が吸い付く。この感触が堪らない。

岩牡蠣
ぞうり大の大きさ。こんなにデカイ岩牡蠣は、三重県の答志島で喰った以来だ。文句無く美味い。

金目鯛の刺身。
今日一番のホームラン。今まで喰ってきた金目の中でダントツの美味さ。産地が良いのか、漁法が良いのか、寝かせ方が良いのか分からんが、甘くて円やか。最高に美味い。

中落ち。
普通に美味い。

活鯵のなめろう
大将が水槽から生きた鯵を手掴みでまな板に持ってきて超高速でさばく。光速でさばく料理人 VS 光速で呑み喰いする俺の勝負の様相。少し濃いめの味付けが冷酒に合う。

骨は揚げてくれる。

ポテサラ。
初めて訪問する店では必ず頼む。シンプルな様で実は難しい料理。ポテサラを食べれば、料理人のセンスと手抜きをしない姿勢を見極められる。もちろん、美味かった。

ホウボウの刺身。
注文すると、まだ喰うか?という顔で大将が俺を見た後、光速でさばき出す。光速で出てきたので、光速で喰い向かう。肉厚で美味いけど、骨が残っていたのは残念。

ナガス鯨の刺身。
筋が有るのが良い感じ。ニンニクたっぷりの醤油で食べると美味い。

滞在時間50分、光速で呑み喰いあさり、〆て1人で9.4千円。
まだまだ気になる魚介がいっぱい。また再訪し、光速対決をしたい。