体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

世界で一番親切な人達が住む国、台湾

台湾へは、仕事で10回、遊びで2回渡航している。いつも幸せな気持ちになって帰ってこれる台湾は、自分にとって世界で最も貴重な国だ。台湾という国がどれだけ特別な国かを知っていただくため、「台湾であった本当の話」を紹介したい。

1.台中で在来線から台湾版新幹線(THSR)に乗り換えるため、新幹線の台中駅の名をメモした紙を手に持って電車に乗っていた。ガイド本によれば、在来線の台中の駅まで出て、そこからタクシーかバスで新幹線の台中駅まで行かなければならない。バスかタクシーに乗る際、このメモを使おうと考えていた。同じ台中でも在来線と新幹線の駅では、結構な距離がある。台中へ向かう電車が途中の駅に差し掛かった時、隣に座っていた女性の方が、ここで降りなさいと、身振り手振りで俺に伝えてきた。何で?という顔をしていたら、俺が手に持っていたメモ書きを指さしている。知らないうちにメモを見て気にかけてくれていたようだ。ガイド本の情報ではこの駅で乗り換えなんてできないハズだが、彼女の一生懸命さをみて信じることにした。その駅で降りてみると、なんと新幹線の台中駅に連結されていた。

連結路の新しさと未整備な部分が残っていることから、ごく最近連結されたばかりで、ガイド本にも反映されていなかったようだ。こちらから聞かない限り、こんな親切は享受できないのが世界の常識だ。聞いても無視されるか嫌な顔をされる国も多い。しかし、台湾ではこんな親切に出会える。

2.集集というローカルな駅で、駅員の若い女性に荷物を預けられる場所を聞いた。彼女は英語が解らず、漢字による筆談と身振り手振りで何とか理解することができた。

観光を終えて駅に戻り、彼女にお礼を告げた。彼女は、はにかむような笑顔をしていた。ホームでローカル線の到着を待つ。

電車がそろそろ到着しそうな時、彼女はホームまで来て、俺たちに絵葉書を差し出した。?という顔をしていると、恥ずかしそうに「プレゼント」とささやいた。突然の出来事で、謝謝(中国語でありがとうの意味)を繰り返すのがやっとだった。電車に乗り、彼女が見えなくなるまで手を振った。こんなに一所懸命、手を振ったのは初めてかもしれない。彼女もずっと手を振ってくれた。彼女と俺たちの接点は、�荷物預け場所を聞いた。�帰りに、ありがとうと伝えた。この2点のみ。なのに、絵葉書(1枚ではなく10枚位入ったセット)のプレゼント、しかも2人分。他の国では、勝手に何かを手渡し、後から金を請求する押し売り手口が起きている。しかし、台湾ではこんな親切に出会える。

日本から台湾へは、飛行機で約4時間。こんな近くで日本人の親友が待っている。