体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

山形 鶴岡「いな舟」 孟宗汁

庄内の郷土料理を何処で喰うか。1ヶ月前から情報を集め徹底的に分析し、こちらを予約。予約時にカウンター席で!と念押ししたのに、伺ってみるとカウンターは先客でいっぱい。小上がりに通される。まぁ、仕方ない。

女将ワンオペなので、お任せコースに誘導されるも、頑なに自分で選ぶ事を選択。

最初から冷酒、栄光富士 純米吟醸生酒。お通しのしどけと何かの山菜お浸しが強烈に美味い。

鮃、ソイ、真鯛、甘海老の刺し盛り。寝かせるなどの手当てはせず、そのまま厚切りで出す漁師料理。文句無く美味い。

月山竹焼き。月山に神々しさを感じるので迷わず注文。独特の淡い渋みを楽しむ。文句無く美味い。

鱒焼き。塩は最小限で鱒の甘味を味わう。強烈に美味い。

くどき上手 純米吟醸。甘くて酒のアテが欲しくなる。

山菜天ぷら。タラの芽、コシアブラ、あと何か。ほろ苦さがたまらない。強烈に美味い。

烏賊一夜干し。異次元の柔らかさと旨味。超強烈に美味い。

孟宗汁。庄内の春はコレ。酒粕由来の深い旨味がたまらない。超強烈に美味い。

〆て2人で、1.2万円。やはりカウンターでないとこの店の良さが味わえない。