体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

うるう日に天才物理学者が書いた「時間は存在しない」という本を読み始めたが訳が分からなくなったので午睡した

今週のお題「うるう年」

朝起きて、コップ一杯の水を飲み干し、ラナイから水平線を眺める。スマホに目を落とすと、今日は2月29日。そうだ、うるう日だ。f:id:teitarakuen:20200229072511j:plain

ホテルの朝食ビュッフェ。うるう日とは関係無いけど、ベーコン喰い過ぎ。f:id:teitarakuen:20200229083121j:plain

人が「境界」を美しく感じる理由を知りたくて、インフィニティプール風の展望テラスから水平線を眺める。結局、理由は分からない。f:id:teitarakuen:20200229090830j:plain

部屋に戻る。今日は夜まで部屋から出ず、ゆっくり過ごす体たらく。

部屋での過ごし方は、頭を使わないコトから。世界一周中の各地でドローンを飛ばし、絶景をYouTubeにアップする。そんな新婚旅行の記録本に付いていたDVDを観る。地球って、こんなにキレイだったのか。今更だけど、こんな旅をしてみたい。f:id:teitarakuen:20200229130415j:plain

次は、時間は存在しないと言う天才物理学者の書いた本。うるう日なんかを設定する人間は、時間の中に生きている証だと思うけど、物理学的には時間は存在しないと言う。どういうことだ?この本は、3部構成。第1部は、現代物理学が時間について知り得たことの紹介。第2部は、時間の無い世界の紹介。第3部は、著者の前書きによれば、最も難しく、それでいて一番生き生きとしており、私達と一番深く関わっているらしい。読み始めると、躍動感溢れる文章にグイグイ引き込まれる。相対性理論の難解な概念の一端を巧みでユーモア溢れる比喩で説明し、何となく分かった気にさせてくれる。しかし、時間には方向が無いと言ってきたあたりから訳が分からなくなり、「今」には何の意味も無いと言われた時、これは一旦休んだ方が良いと判断し、午睡に堕ちた。まだ第1部の途中なのに。4年に1度の貴重なうるう日の午後を午睡という快楽に導いてくれた天才物理学者に感謝。果たして、第3部まで辿り着けるか?それが問題だ。f:id:teitarakuen:20200229130433j:plain