体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

水平線は意外と近い in 熱海

物理学的なタイトルにしたけど、ただの熱海旅行日記2日目。

ホテルの部屋から水平線を昇る朝日を観る。綺麗だ。水平線までの距離をピタゴラスの定理を使って計算すると、体たらくがいるホテル10階から見渡せる距離は、約20キロ。意外と近い。まるで人生の様だ。

海を見渡せる窓辺で、京大卒の元日本一のニートことpha氏の書いた「しないことリスト」を読む。人生は、本当はしなくても良いことに溢れていると言う氏の主張は、熱量たっぷりの啓蒙書と真逆で面白い。幸せは意外と近くに転がっていることを教えてくれる。

昼飯は「わんたんや」へ。
開店30分前で20人の行列。結局、1時間待って入店。

わんたん麺(800円)。
見た目も味もパンチが無い。でもこれだけ多くの人々を引き寄せる理由は何だろう?丁寧に作られた優しい味。無茶振りしなくても美味しいものは作れることを教えてくれる。

散歩開始。
熱海城の高台から熱海の街を見下ろす。見た目、東洋のモナコは言い過ぎか?

熱海梅園。まだ咲き始めだが十分楽しめる。

熱海銀座まで戻り、純喫茶「パインツリー」へ。ショーケースが凄い。

ドライアイスの煙り付きのフルーツパフェがインベーダーゲームのテーブルに置かれる。まるで昭和50年代にタイムスリップしたかのようだ。こんなちょっとした経験に喜びを感じる。

ホテルに戻り温泉に浸かった後、部屋から海を眺める。俺の水平線は何だろう?なんて考え始めるが、日が暮れたところで寝る体たらく。

6時過ぎに起き出し今宵の酒場「葵」へ。
「私が証明です」の有名人?も訪れる隠れた名店と聞いて初訪問。

いつも通りハイボールから。お通しのめかぶが強烈に美味い。

鮟肝。
イマイチ。
ここで森伊蔵のロックを頼む。美味いに決まっている。

厚岸の生牡蠣。
文句無く美味い。

茶碗蒸し。
文句無く美味い。冷酒に移行。

鰺のなめろう
なめろうマニアの俺としては外せない品。普通に美味いが、俺が作った方が美味い。俺の腕が良過ぎるのだが。

塩辛。
塩辛なのにクリアな味。超強烈に美味い。冷酒がススムむ。

地鶏の塩焼き。
普通に美味い。

イカの丸煮。
店選びの参考にしたブログで絶賛されていた品。

ワタを食べるために身がある感じ。猛烈に美味い。

お雑煮。
鰹出汁が強烈に美味い。

おかか雑炊。
8種類の雑炊の中から選ぶ。強烈に美味い。

〆て2人で、1.5万円。
居心地が良く日本酒や焼酎の種類も豊富。いい店だが、お値段高め。

まだ呑み足りない体たらくは、部屋のテレビで今話題の「ゲスの極み乙女」を見ながらセブンイレブンで買ったスパークリングを呑む。渦中の川谷絵音よりドラムの娘が気になる。素人でも彼らに才能があることは分かる。潰さないで欲しい。

12時を回りそろそろ寝る。

今日も幸せだった。