東京 亀戸 焼鳥「鳥さわ」 体たらく史上最高の鶏レバー

東京No. 1の焼鳥の名店「鳥しき」出身の若き大将が営むミシュランビブグルマン受賞店がわりと近所にあると知り、台風の中「鳥さわ」を初訪問。焼鳥の高級店を訪れるのは10年以上ぶり。

今日は黒ビールから。お通しの漬物はイマイチの印象。

大将の前の特等席に案内され、1ミリの無駄も無い芸術的な焼きの所作に見惚れる。凄い仕事だ。

かしわ。
「サビ焼き」という超レアのササミ山葵添えから始まると予習してきたので肩すかしをくらう。まあ、いいいや。かしわは炭の風味がイイ感じに転写されて強烈に美味い。

日本酒へ移行。鳳凰美田→かっぱ→黒龍とリレー。

銀杏。
銀杏の素材自体に美味い不味いの差があるのか知らないが、コレは強烈に美味い。

うずら卵。
半熟のうずらの卵を喰うのは初めて。塩加減も絶妙。超強烈に美味い。

レバー。
ほぼ生の絶妙の火入れ。でも、しっかり炭の風味は転写済み。フォアグラの様な食感がたまらない。超猛烈に美味い。今日の一番。

ハツモト（大動脈）。
旨味がギュッと詰まっている。猛烈に美味い。今日の二番。

合鴨モモ肉。
コレも旨味ギュッと系。山葵との相性も抜群。強烈に美味い。

青森産アピオス。
多分、初めて喰う食材。カルシウムと鉄分が豊富なインディアンの栄養源と言われる芋。味もしっかり。超強烈に美味い。

つくね。
コリコリ感がたまらない。文句無く美味い。

せせり。
首の部分。レモンを搾ってあっさり喰らう。強烈に美味い。

ニュージーランドのピノ・ノワールをボトルで。置いてある中で一番安いスクリューキャップの赤ワインだったので仕方ないけど、薄くてイマイチ。

手羽元。
どんな味か忘れた。

提灯。
口の中でピュッと弾け甘味が広がった。強烈に美味い。

金針菜（ユリの蕾）。
多分、初めて喰う食材。絶妙の火入れで甘味を引き出している。超強烈に美味い。

手羽先。
いつも喰っている庶民的な部位に安心感を覚える。文句無く美味い。

厚揚げ。
炭の風味をしっかり転写することで厚揚げを別次元の味に仕立ている。超強烈に美味い。

そぼろ丼と鶏スープ。
感動まで今一歩。文句無く美味い。

鶏飯と鶏スープ。
連れの注文。無難に美味い。

鶏皮。
鶏皮は断然塩派のオレとしては苦難。巷の焼鳥屋と違って塩、タレを選べないのが仇となった。タレだけどコレはコレとしては文句無く美味い。

丸ハツ。
心臓丸ごとの贅沢な一品。凄いコリコリ感がたまらない。強烈に美味い。

官能的なレバーをお代わりして〆る。

〆て2人で、2.3万円。予想以上のお値段になってしまったが、焼鳥の味は大満足。

焼く: 日本料理 素材別炭火焼きの技法