体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 新小岩 「わいん食堂 chez とし」春メニューが凄い

今宵もいつもの場所へ。
シチリアの赤ワイン。軽めの赤ワインが週末の疲れた身体に浸み渡る。

気まぐれメニューには、春らしさがいっぱい。
今日はレギュラーより気まぐれを優先する。

フルーツトマト・モッツァレッラチーズ・帆立貝のカプレーゼ。
カプレーゼとは、イタリア南部の定番サラダで、直訳すると「カプリ島のサラダ」の意らしい。しかし、ここは「とし」。オリジナリティが溢れている。まず、ハーブ入りジュレ。さっぱり効果の他に、トマト、モッツァレッラ、帆立貝をスプーンでまとめて一緒にすくって食べられる効果もある。次にホタテ貝。軽く炙った帆立貝がトマトやモッツァレッラに合う。フルーツトマトの甘さも半端ではない。初っ端から感動。

のれそれと湯葉のオーブン焼き木の芽ソース。
底に湯葉があるのでかき混ぜて食べてとのこと。スプーンを入れると、そこは海。のれそれが大漁(写真を撮っておくべきだった)。器の底に近いのれそれは熱が伝わり白色、表面に近いのれそれは生で透明。のれそれのグラデーションを目と舌で楽しめる。
湯葉、チーズ、木の芽ソース、ポン酢との組み合わせが最高で重層的な味わい。表現できない程、最高に美味い。

自家製パン。

イカと茸のアヒージョ。
アヒージョ春バージョン。グツグツ沸騰したオリーブオイルの中に、椎茸、マッシュルーム、エリンギ、そして蛍イカが大量に入っている。贅沢だ。具を食べ終えた後も楽しみが待っている。ニンニクの効いたオリーブオイルをそのまま飲むのも良し、パンにつけて食べるのも良し。オリーブオイルをスープの様に味わう。強烈に美味い。

伊万里牛肉たたき。
肉は思いの外あっさりしていてサラダの様にサクサク食べられる。

牛タンのコルドンブルー春キャベツ。
コルドンブルーの起源は、スイスらしいが、しばらく待って出てきたのは、巨大なカツレツ。度肝を抜かされる。フォークを入れる。底から、衣、分厚い牛タン、生ハム、チーズ、生ハム、分厚い牛タン、衣の7層構造。特製ソースを掛けて食べる。強烈に美味い。


今日も凄かった。大満足。