体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

八重山の旅 【初日】

静養のため八重山諸島へ。

何も無い所に行きたくなり、思い付いたのが八重山諸島
八重山には魅力的な島が多く、どの島に行くか迷ったが、マングローブの濃い酸素を吸いたくなり西表島を選ぶ。
宿は、以前から気になっていた星野やグループの中で最もお手頃に泊まれるリゾナーレブランドのホテルが西表島にあることを確認し、旅の行程が定まった。

土曜日
朝4時に目覚める。今日はゆっくりの出発でいいのだが、旅の朝は、いつも早く目が覚めてしまう。
9時、家を出る。1時間程で到着した羽田のANAのラウンジで、早速、生ビールと大分の冷酒を呑む。この時間から冷酒を呑んでいる体たらくは、他には見当たらない。貴重な存在だ。

11:15発の直行便で石垣島へ。
国内線最長区間だけあって少し疲れる。
15時前、石垣空港到着。新しい石垣空港に降りたのは初めて。緩い空気が漂っている。

バスで離島行きのフェリーターミナルへ。新空港は、市街地から遠くなり45分程の道のり。

石垣島出身の英雄、具志堅用高の黄金の像が目立っている。

この日、波は高く、西表島までの高速船は結構揺れた。
50分ほどで上原港へ到着。寂れた感のある港。オレ、この情景に弱い。何故だろう。

星野リゾートのバスでホテルへ向かう。
移動の時間を使い、スタッフが西表島の紹介をしてくれる。西表島の面積は、石垣島より大きく沖縄諸島では沖縄本島に次ぎ二番目に大きい島でありながら人口は僅か2,300人。石垣島の人口、約5万人と比較するといかに人口が少ないかが分かる。西表島にはコンビニは無く、信号も二ヶ所しか無い。一ヶ所は小学校の前にあり、学習用を兼ねている。島には高校が無いため、中学を卒業すると石垣島沖縄本島の高校に進学する。その時になって信号機を知らないと困るので、学校のそばに信号機を設置した。西表島は、日本最後の秘境とも言われ、島の大半が亜熱帯の原生林、ジャングルに覆われ、固有種のイリオモテヤマネコは、現在約100頭が生息している。などなどの話を聞きながら10分ほどでホテル到着。フロントでのチェックインは無く、一組に一人の担当者が付き、ロビーのソファーに座りながらホテルの説明を受けた後、部屋まで案内してくれる。

部屋には、デイベットがあり、くつろげそう。

少し休んだらもうすっかり日が落ちている。今晩は、ホテル内のレストランはあえて選ばず、ホテル近くの「キッチン イナバ」で夕飯。街灯の無い真っ暗な道を懐中電灯の灯りを頼りに5分ほど歩く。

まずは、オリオンビールで乾杯。南の島に来たことを実感する。
最初のつまみは、新鮮な海ぶどう。美味い。その後、









泡盛を供に食べ続け、民謡の時間へ。

この店を選んだ最大の理由は、店主の民謡が聴けるから。
この店主の唄、情感が入り込み、BEGINより上手。感動した。

部屋に戻り、明日のマングローブカヌーに備えるため早めの就寝。