年明けの市場が始まる前は、いつものクオリティで料理を提供できないため、まっとうな居酒屋は休業するものだ。こんな時に開いている居酒屋はロクなもんでは無い。と若い頃からずっと思っていて、ただ呑めればいいというシチュエーション（体たらく仲間と騒ぐ等）以外は、この時期は行かないことにしていた。しかし、魔が差したというか、近所の焼き鳥の名店（この地域にしては値段は高め）が開いていることを聞きつけ、食材へのこだわりは半端では無い店だから独自の保存方法か食材のマル秘調達ルートを駆使して、いつものクオリティを担保できるから店を開けている、と勝手に解釈し訪問。
20時半過ぎ、店に入る。予想通り混んでいてうるさい。
正月らしいお通し。普通にうまい。
三浦半島で獲れた野菜盛り。この店では必ず頼む。今日は品切れが多くいつもより種類は少なめ。塩か味噌を軽く付けて食べる。野菜の甘みを楽しめる。
胸肉のタタキ。肉に弾力が無く肉の旨みも無い。失敗するべくして失敗した感じ。この時期ににタタキを頼んだ自分がバカだった。
青森産もずく。新鮮なのかコリコリ食感で美味い。これは感動。
串焼き7種コースの一品目。炙り胸肉。いつもの感動は無い。
砂肝。コリコリでこれは美味かった。串焼きでは今日一番のヒット。
熟成胸肉。表面の皮はパリパリで肉質は歯ごたえがあり肉の旨みがある。
どこの肉だか忘れた。味の印象も無い。
ねぎま。普通に旨いが感動は無い。
ふりそで。この店では初めて食べる。普通。
つくね 半熟卵添え。これはさすがに美味い。
鶏塩ラーメン（小）。やさしい味。
店の看板メニュー、親子丼。さすがに感動する美味さ。肉も美味いが、半熟の卵と甘目のタレの相性が絶妙。
半熟具合。
鳥工房 地どりや
比内地鶏を備長炭で焼き上げる。酒の種類も豊富で、焼酎は芋を中心に約60種類、日本酒は約10種類、ワインは赤白各5種類程揃えている。いつもはもっと感動する美味さ。市場が始まる前に行ってしまった自分が悪かった。
店のHP→http://jidoriya.jimdo.com/
