体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 新橋 鳥割烹「末げん」 かま定食大盛

三島由紀夫が最後の晩餐をとった末げん 自決する1年半前 三島ひとり 東大駒場キャンパスに乗り込み 東大全共闘1000人と対峙したという伝説の討論会 右と左の対決なのに 学生達をリスペクトしながら話す三島の姿は美しく 立派で 尊敬すべき姿だったという このご時世に そんな美しい人間はどこにいるのか そんな事を考えながら末げんののれんを押した

かま定食大盛(1,500円)

鶏ひき肉を鶏がらスープと玉子でとじる式 以前と違う味がしたのは気のせいか

かまよりも印象に残ったのはスープだ 官能的な甘く切ない香り オレの最後の晩餐も このスープを飲みたいと思わせるに充分な香りと味だった

オレも美しく生きよう