体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 新橋 鳥割烹「末げん」 かま定食+から揚げ単品

今日は良い天気なので午後は仕事を休む事にした。まず昼メシ。1909年創業。原敬、六代目菊五郎三島由紀夫ら、あまり良い死に方をしなかった、もとい、全力で生きて桜の如く綺麗に散った著名人らに愛された老舗名店、末げん。昼は庶民でも入れる良心的な価格設定で、ダラダラ無駄に生きている体たらくにも開放されているのが嬉しい。

ランチメニューは3種類のみ。過去2回の訪問でかま定食とたつた揚げ定食を制覇。今日は残りの一品、から揚げと唯一無二のかまを攻める。

かま定食+から揚げ単品(2,700円)。

まず小鉢で出汁を味わう。さすがに隙のない仕事。

名物のかま。夜の営業で鍋に入れるつみれと同じ素材、地養鳥、軍鶏、合鴨の3種類を合わせたひき肉を玉子で綴じた親子丼。

余計なものを加えず、シンプルに酒とみりんと醤油のみで味を整えているというのに、鶏肉の甘味と旨味が半端ない。汁だくにしているのもランチ仕様らしくて嬉しい。超強烈に美味い。

そして、から揚げ。想像以上にボリューミー。

まずは何も付けずに喰う。今時のから揚げからすると控え目でオレ好みの味付け。そして、謎のから揚げ用特製ソースをかけると鶏肉の甘味と旨味が恐ろしいほど強調されるから不思議だ。超強調に美味い。特製ソースは、ウスターソース7、ポン酢3の配合で作ると似た様な味になるかも。

最後に鶏ガラスープ。コレも隙のない仕事。白髪ねぎの入れ方に人生の儚さに想いを馳せて大満足の〆。

腹パンで家路へ。