体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 新小岩 和食「えごし」 土鍋ご飯と仙台牛のザブトンすき焼き風

新小岩らしくない京料理のコースを提供するえごし。昨年の七夕の夜に新規開店し、ずっと行く機会を伺っていた。①魚の脂の乗りが良くなる時期、②食材がアホみたいに高騰して相対的に外メシのコスパが良くなる時期、③江戸川区PayPay30%還元が使える時期、の3つが合わさった今しかない。

お座敷に通され、響も山崎も白州もイチローモルトもあったけど、ブレずに角ハイボールから。

名刺代わりに出てきた千葉産蛤の吸物。キリッとした塩梅が蛤出汁の味を強調させてくれる。猛烈に美味い。

バチ鮪、縞鯵、アオリイカの刺身。魚体の旨味をしっかり引き出す寝かせ、そして自家製醤油が秀逸。猛烈に美味い。

合わせる冷酒は、田中六五→美丈夫→澤屋まつもと→鍋島とリレー。美丈夫が本日の優勝。

鱈白子の菜の花ソース、焦がしバターと柚子で香り付け。京料理らしい彩り。菜の花ソースは青臭さを全く感じさせない作り。白子の火入れも絶妙。猛烈に美味い。

雲丹、甘鯛、聖護院かぶ、百合根、アオサの蒸物。手が込んでいて、オレの理解を遥かに超えた作り。強烈に美味い。

カマス焼きとサラダ。カマスの味をしっかり発たせる焼きの技術。猛烈に美味い。

ぶり大根、つぶ貝煮、ハスの酢の物。ぶり大根は、焼いたぶりと煮た大根を合わせる変化球。この手法は初体験。ぶりの皮目は焼きの方が旨味が残るし食感も良い。コレは傑作。つぶ貝煮も全く雑味が無くスッと胃の中に消えて行く。総じて、猛烈に美味い。

穴子、蕗の薹、海老芋の天ぷら、宮古島雪塩を添えて。どんな仕事を施せば穴子の味がこんなにしっかりするのか。猛烈に美味い。

長野飯山の幻のコシヒカリ伊賀焼のかまどで炊いたご飯。

炊き上がったばかりをちょっと味見。香りが良いし甘い。また閉じて更に蒸らす。

仙台牛のザブトンすき焼き風を土鍋ご飯を友に。お米ってこんなに美味かったのか。甘辛く炊いたザブトンとの組み合わせは最強。超猛烈に美味い。

黒糖と抹茶のバスクチーズケーキと柿。デザートも抜かり無し。強烈に美味い。

割り勘して1人1.1万円。江戸川区より3千円還元で実質1人8千円。凄い仕事を見た。衝撃大満足。