体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 神田 おでん「なか川」 かけめし

ようやくここに来れた。dancyu で出会った親父さんの最高の笑顔に癒されたくて。

酒類は全方位かつ厳選されたラインナップ。センスが良い。

いつも通りハイボールから。お通しは無いけど、渋い銅製のおでん鍋を観ながらやれる。

おばんざい盛り合わせ。たぶん12種類あって、どれも完璧な味付け。最高の贅沢。

たまらず冷酒鶴齢へ。

塩辛はまさに良い塩梅。

鯨ベーコンはネギと相性が良い事を初めて知る。

鮪ぬたは味強めの様で滑らかな絶妙の立ち位置。

鶴齢を相棒に静かな時を刻み、真打のおでんへ。

腰を下ろしてからおでん鍋をずっと観ていた。親父さんの笑顔とおでん鍋の佇まいに癒される贅沢な時間。

鍋に入っているタネから葱鮪、大根、蒟蒻、豆腐、さつま揚げ、玉子を。親父さんの人柄そのものの優しい出汁。この味が好きだ。

お一人様客の待ち人が入り、急に賑やかになって来たのでそろそろ〆を。ギネスの爽快なコクを味わい、

おでん出汁をかけて作るお茶漬け風のかけめしを。お新香には削りたての鰹節を乗せるこだわり。

癒されるなぁ。温かくて優しい味。

〆て1人で、7.5千円。料理は人なりと再認識した夜。