何もかも忘れたくなったら中村屋に行くといい。店に入ると、自分が何者か、どこに居るか、いつの時代に居るのかが全く分からなくなる。その喪失感が心地よい。
コロナに効くと信じている謎の黄色い下町ハイボールを呑むと、一気に身体の力が抜ける。
20時を過ぎても満席。団体客もいっぱい。
新しい生活様式を全く無視した昭和の酒場。
四方八方から全力で騒ぐ声と叩く手の音が襲いかかる。
この光景を西村大臣と小池知事に見せたら即倒しそう。
でも、ここの常連客は、コロナになんかに罹らない。
生命力の強さなのか。
でも、不思議なのは、店の中は強烈にうるさいのに、一歩店を出ると静まり返っている。
夢でも見ているのか。
料理は何を喰っても美味い。で、今日一番の感動は、↓の官能的な甘い味付けの豚生姜焼き。これでどんぶりメシ3杯は行けちゃうヤツ。猛烈に美味い。
〆て2人で、8千円。今日も凄かった。大満足。