安い美味いを追求する当初の理念から外れ、最近は高い店に行き出したと批判されている体たらく。でも、クリスマスシーズンに中村屋を選ぶオレの生き様を見れば、まだ魂は大衆酒場にあると、分かってもらえるであろう。
正直、下町ハイボールは美味くないけど、
甘いホウレン草胡麻和えとか、
つなぎは一切使わない、濃い魚の匂いと味がするつみれとか、
昭和風の甘い味付けの生姜焼きを喰らうと、オレの魂は、やはりこっち側にあることを実感する。
きぬかつぎは、連れに全部喰わせて、
オレは、塩辛。この塩辛、何と!体たらく史上、No.1の味。超猛烈に美味い。
裏メニューの巨大握り寿司を口を大きく開け頬張った時の幸福感は、山の手の高級寿司店より遥かに上。超厚切りの身体に悪そうなくらい脂が乗っている大トロの甘さと言ったら、猛烈に美味い。
牡蠣鍋は一人前で岩牡蠣クラスの巨大牡蠣が約10個(正確に数えなかったけど8個以上は確実にあった)乗ってくる贅沢。味噌仕立ての汁も牡蠣の出汁が溢れ込み超猛烈に美味い。
〆は、鮪フライ。世の中には、魚だから醤油と言う意見と、フライだからソースと言う意見があるので、両方試してみたけど、オレはソース派だな。でも、コレ、中村屋では初めて喰ったけど、超猛烈に美味い。こんなに美味くて、ボリュームもあって500円は、驚愕のCPだよな。やはりオレはこっち側が好き。
〆て2人で、1万円。超大満足。