合法的に天国に連れて行ってくれる脳天直撃快楽系の寿司栄。前回の訪問から10ヶ月もの時を要したのは、強烈な快楽の後で感じる罪悪感に責められていたからです。人間の脳には、リミッターがあるようで、脳を破壊しかねない強烈な快楽を続けさせないようにしているのでしょう。
過去の訪問記↓
2015年10月訪問日記
2015年8月訪問日記
2015年2月訪問日記
2014年10月訪問日記
2014年7月訪問日記
2014年3月訪問日記
いつも通りハイボールを頼みましたが、水割りが出てきて地獄に落とされました。お通しの能登の黒モズクは、磯というか野生の味で、強烈に美味い。
基本通り白身から始まるのですが、横には海ぶどうという禁断の果樹があり、
合わせるのは、新政No.6 R-type Essence という圧力を一切かけないで採取した禁断の生酒なんかが出て来て、それはもう天国以外の何物でもありません。
皮を炙って香り付けしたノドグロに富士山の伏流水で育った山葵を多めに添えて食べます。もう何が何だか分からなくなってきます。
雲丹を蒸し鮑で巻いて食べるなんて、超えてはいけない一線を軽々超えちゃっていますが、これは神の慈悲というものでしょうか?
花咲蟹はすだちを絞って食べます。何という贅沢なお口直しなのでしょうか。
枝豆ではありません。本能を刺激する香り高い山形 大裏の高級茶豆です。
温かいおしぼりが来ました。初めの握りは槍イカ。イカ炭塩で甘味を最大化。猛烈に美味い。
縞海老は雲丹ソースと醤油のムースを混ぜて食べます。途中でシャリを投入。罪悪感を感じざるを得ません。重大な事に今気付きました。寿司栄は赤シャリに変えたようです。罪深い快楽系のネタを支えるには赤シャリが合うのでしょう。天国の更に上を目指すのでしょうか?
冷蔵庫にある“氷”の文字が気になり、初めて自分の意思で日本酒を選びました。
何とカチ割り氷で呑む反則冷酒です。19度もあるので、氷に入れても薄く感じません。
富山の白海老を経て、
快楽はまだ続きます。
富山海老内子乗せは、あの世でしか食べれない神握り。
タレ、塩、2種の穴子でフィニッシュです。
まだ天国に居続けたい体たらくは、握りを3つ追加します。
毛蟹と大トロのミルフィーユという道徳心の無い禁断のコラボ寿司の美味さに…燃え尽き、真っ白な灰となりました。
もう、ホオズキの味は覚えていません。
〆て2人で、4.7万円。天国行き切符のお値段もだんだん高くなって来ました。
脳が壊れ、いつもと文体が変わりました。
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