土庄港でレンタカーを借り、最初に向かったのは、小豆島の真ん中あたりにある「肥土山(ひとやま)」という里山の集落。
ここに土曜日のみ開けているオーガニックCAFEがある。
名古屋大学の建築学科を卒業し、都会でサラリーマン生活をしていた夫婦。お店や遊ぶ場所もすぐ近くにたくさんある快適な生活だった。でも、せわしない毎日、消費する毎日になんとなく違和感を感じ、欲しいもの、必要なものはなるべく自分たちの手でつくる、働くことと暮らすことが近い生き方をするために小豆島に移住。オーガニック農園を始める。そして、CAFEも。
ランチは、実質、カレー一択。
小豆島産大タコと四角豆と三尺ササゲのトライアングルカレー(970円)。dancyuに出てきそうな圧倒的なビジュアル。
毎週変わるこだわりのスパイスカレー。ひとくちで丁寧に作られた事が分かる。本物はそういうものだ。途中ですだちを絞り味変を楽しむ。
カレーはもちろん猛烈だけど、ここでの主役はオーガニック野菜だ。味の濃さは衝撃的だし、生命力が全然違う。超猛烈に美味い。普段喰っている野菜は、もう野菜と呼びたくない。
紅はるかのモンブランプリン(500円)。オーガニック野菜の濃い味に衝撃を受け、放心状態。甘味で脳に糖分補給して我を取り戻す。無駄な甘さが無いのが嬉しい。強烈に美味い。
夫婦の生き方が素敵。