体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 小伝馬町 居酒屋「一亀」 神田升亀名物のゲソ天は健在だった

神田駅ガード下に「升亀」という大衆居酒屋があった。学生時代に良く通い、社会人になってからもたまに顔を出していた。最高の立地、最高のCP、昼から呑める、誰にでも分け隔てなく接してくれる赤いTシャツを着た年齢不詳の大将の魅力で超大繁盛していた。そんな升亀が突然、2013年末に店を閉めたと知った時は、なんとも言えない寂しさがあった。閉店を知らせる貼紙。大将の言葉が泣かせる。

升亀元従業員の有志が小伝馬町に「一亀」という店を始め、升亀メニューの多くを受け継いだと聞いて初訪問。夜は人通りが少ないビル街の細い路地にあって、分かりにくい場所。升亀とは対照的だ。

まずは、何処にでも行っても頼むハイボールとポテサラ(350円)。

ゲソ天(290円)。
升亀の名物メニュー。予め天つゆをかけたボリュームたっぷりのゲソ天は、升亀の味を受け継ぐ。文句無く美味い。升亀の土曜日は、100円で赤字サービスをしていったけ。この心意気、大衆居酒屋の鏡!

冷酒にチェンジ。
ゲソ天と冷酒の組み合わせが最高。

厚肉椎茸の肉詰め(450円)。
確かに超厚い椎茸だ。でもなんか臭いがする。椎茸の臭い?正体は謎だ。

ボラの刺身(580円)。
臭みが無く文句無く美味い。

合鴨つくねの塩焼き(160円/1本)。
魚臭い。焼き場で臭いが移ったのかな?

場所柄、升亀のような賑わいは無く、静かな店内。(閉店間際で客が少なかった事もあるが)
ゲソ天の懐かしい味を楽しめたので、本日の目的は達成された。