体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

スペイン旅行記② セゴビア ローマ水道の驚異

マドリッドに来るのは2度目。
見所に乏しいマドリッドに再来した理由の1つに、セゴビアローマ水道を是非とも観たかったことが挙げられる。

セゴビアは、マドリッドから特急で約30分の距離。
セゴビアの駅からローマ水道までは、バスで約15分。
タクシーも待機しているが、バスなら僅か1ユーロで行ける。


17kmも離れた水源からセゴビアの高台の街へ水を引くために、紀元前1世紀、古代ローマ人が建造した水道。



接合剤は一切使わず、石を積み上げただげの橋が、2,000年以上も当時のままの姿で残っているのは、驚きだ。現在の最新のテクノロジーで作った建造物でも2,000年も持たせることはできないであろう。というより、はなから設計考慮していない。


古代ローマ人は、どんだけ理論計算していたのか?


アーチの下から


セゴビアの街の外れ、アルカサルの側から望むラ・べラ・クルス教会。
スペインでは珍しい12角形の教会。セゴビアローマ水道以外、見所が乏しく、アルカサルもカテドラルも全く感動しなかったが、この風景だけは感動した。