隠れ家探し。場違いなほど立派な駐車場に車を停め、本当にあるのか不安になりながら細い道を下る。小さな冒険が始まった。
農家の大きな家が点在する中に杏樹絵はあった。あえて大きな目印は用意しない、少し迷うぐらいでちょうどいい。
家屋と間違えるほどの立派な門の中がcafe。
穏やかなご主人に迎えられ、竹林の映る窓際のテーブルに座る。
メニュー数は少ないが、どれもこだわりが詰まっていると察した。注文を終え、料理が出るまでの静寂な時は、待つ時間では無く、ずっとここに居たいと思えるとても贅沢な時間だった。
ピカピカの床は、まるで紅葉が床に映り込む京都の瑠璃光院みたい。
チキンカレー(900円)。
心を込めて、とても丁寧に作られた様子。一口喰って答え合わせ。猛烈に美味い。静寂な時を忘れ一心不乱に喰った。
明太子パスタ(900円)。連れの注文。コレも素晴らしかった。
生命力を感じる野菜。
レアチーズケーキ(350円)。良く食べる連れの注文。丁寧な造りが印象的。
夢の様な時間だった。秋はもみじの紅葉も楽しめるとのこと。冒険は続く。