仕事を休んで、肉の石毛へ。
桜と同じで、石毛の散り際は、悲しいほど美しい。
オレは知っている。親父さんは、誰よりも早く店に出てきて準備し、休みの日でさえ仕込みに来ている事を。
その情熱が、牛タタキを、レバカラを、メンチカツを、鯵フライを、世界一美味くしている。
オレだけで無く、皆んな知っているから石毛の味を求めて並ぶ事も厭わない。お店の中は、家族総出で全力。こういう生き方に憧れる。店の中で待つ時間がとても幸せに感じる。
今日の昼メシは、石毛特製のみ。ご飯も味噌汁も付けない。石毛の味だけがいい。
石毛特製、メンチカツ、ハムチーズ、鯵フライ。世界一美味い。
石毛特製、焼きそば。コレも世界一美味い。
夜メシ用の逸品も購入済み。オレにとって、今夜が本当の石毛ラスト。