体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

神奈川 湯河原 ラーメン「王ちゃん」 カツカレー

生きるとは何か 仕事とは何かを学びにココまで来た 立地的には湯河原 住所は熱海 もはや暖簾からは屋号を確認する事は出来ない

84歳の親父さん1人で全ての仕事を背負う 生き様は言葉では無く背中で伝えるもの そんな昭和の美学を体現できる人は 親父さん以外に日本に何人残っているのか 

以前と比べ メニュー数は半分になったが カツカレーはある! 前回(2年前)の訪問で もし次に行く事があれば カツカレーと決めていた

カツカレー(1,300円) 昭和の黄色いカレーでは無く ミルク風味のまさかの欧風カレー 注文を受けてから 肉の塊を切り分け揚げる 揚げている間に 仕込んであったペースト状のカレーを小鍋に移し ラーメンにも使う出汁を注ぎ温める 王ちゃんは手間を惜しまず一個作り 付け添えのサラダでさえ 注文を受けてから切り出す タイパなんて安っぽい言葉は地球上から消し去りたい 

チャーシューメン(1,300円) 

今時の低温調理で作るレアチャーシューとは真逆 素敵だ

鶏がらと野菜などで炊いた出汁とチャーシューのタレを合わせて完成させたスープは 唯一無二の味

ワンタンメン(1,000円) ワンタンは滑らかだし 餡の旨味も最高だし

一生忘れられない経験と味はココにある

湯河原の紅葉を愛でた後 早めに宿へ