体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

台湾 台北 西門「黔園川菜」木須肉(キクラゲと豚肉の玉子炒め)

旅行最終日。身体に昨晩の赤ワインが残っている感じで朝メシはパス。

今日はノープランだけど、蔣介石の巨大な石像のある中正記念堂、自由の広場、総統府だけは観ようと決めていた。

もしも中国が侵攻して来たら、蔣介石の石像は真っ先に破壊されるだろうし、

自由の広場は、共産党広場に名前が変わるだろうし、

日本の匂いがする総統府も中国が嫌って破壊されるだろう。

中正記念堂から総統府を経由し西門までずっと徒歩。日曜日の静かで平和な街を全身で吸収したくて。

西門は台北の原宿とも言われ、

若者の街と

おじさんの街が共存している。

路地裏をアテも無く歩いていると、ゴーっと強烈な火力の音が聞こえてきた。

客入りは少なかったけど、なんかオーラを感じ入ってみる。

木須肉(キクラゲと豚肉の玉子炒め)。映え無いけど、一口喰って衝撃を受けた。ゴーっと轟く火力で一気に調理したのだろう。素材の一つ一つが火傷で死なずに活きている。そして、玉子の甘さをコントロールする最小限の塩。凄い技術だ。猛烈に美味い。

何か急に客が押し寄せて来て一気に満席。

清炒蝦仁(海老の塩炒め)。隣のグループが美味そうに喰っていたので、指差し注文。結果は当たり。まるで活きている海老の様なぷりぷりコリコリの食感。火入れの技術がダントツ。少し強めに入れた塩が海老の甘味を引き出している。猛烈に美味い。

料理名失念したけど四川風鶏肉炒め。唐辛子と実山椒が効いてかなり辛くご飯が加速するヤツ。強烈に美味い。

〆て1人で、約3,350円。火入れの技術に大満足。

店を出て適当なマッサージ屋に入る。下手くそで後悔。

トラブルがあるといけないので、早めに空港に行く。

トラブルは無かったので、ラウンジでダラダラと最後の台湾ビールを、アテは無駄に厚い皮の小籠包とまあまあの味の魯肉飯。

良く喰って良く歩いた大満足の台湾旅行が終了。