体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 小岩 もつ焼「大竹」 子袋刺し

そして、おそらく10年ぶりの大竹。移転前のザ下町的な雰囲気が好きで、週2で通っていたよね。客が店から溢れ、道路に丸椅子を置いて呑んでいる光景は、古き良きゆるい時代の象徴だったよね。山盛りの豚レバ刺しが300円で喰えて、レバ刺しマニアのオレはお代わりもしたよね。レバ刺しは規制しなくて良いし、店はキレイにならなくて良いし、日本人は生産性なんて概念を使わなくて良いから昭和に戻りたい体たらく。

大竹のアイデンティティ、下町ハイボール。超強炭酸のボールが身体にしみる。10年前よりグラスがオシャレに。

子袋刺しとカシラ刺し。刺しと言っているがもちろんボイル。

ツヤツヤコリコリの子袋が強烈に美味い。カシラは脂の甘味が素敵で文句無く美味い。

冬瓜煮。甘く炊いた鶏そぼろ餡が優しい。文句無く美味い。

レバー、軟骨、シロ、カシラをタレで。豪快さは無くなりオシャレに。タレは甘さより塩っぱさが勝る設計。文句無く美味い。

〆て1人で、2.3千円。10年ぶりの大竹は令和の店に変化していた。