2004年7月、北京を旅した。2008年夏のオリンピックを前に、行くなら今しか無いと思ったからだ。旧市街を壊してホテルを建てている最中だったが、ギリギリのタイミングで古い街並みも観る事ができた。
定番の紫禁城(故宮)と万里の長城は、圧倒的なスケールで、驚くしかなかった。
北京を旅して、イヤな目に遭った。道端のウンコを踏んで気付かずに蹴り上げてしまい、ズボンにも付いて、それがまた何を食うとこんなに臭いウンコになるのかと思う位のヤツで、後始末が大変だった。手彫りのハンコを注文したら、違うものが出てきた。お土産で買った白酒の瓶にヒビが入っていて、飛行機に載せられず捨てるしか無かった。
良い事もあった。1日チャーターしたタクシーの運転手は、途中で行き先を追加しても、追加料金無しに対応してくれ、帰り際に運転席にぶら下げている大事なお守りをくれた。警察にトイレの場所を聞いたら、近くのトイレまで連れて行ってくれた。帰りの飛行機に乗り遅れそうになった時、空港の職員が全力でフォローしてくれ、ギリ間に合った。
ウンコ事件さえ無ければ、最高の旅だった。