2008年夏の終わりに、1人、ファーストクラスに乗ってパリに行った。
行く前は、どこでも良いからマイルの特典航空券でファーストクラスに乗るのが目的。ヨーロッパ方面で空席のあったのがたまたまパリ行きの便だったという理由。
しかし、行ってみると、パリは凄い街だった。見るもの全てが芸術品。
エッフェル塔は、脚の裏側まで芸術的な装飾がなされている。構造力学的に無駄無く建てるなんて無粋なことはしない。全ての物は、美しく無ければならないという哲学。
凱旋門には、12本の通りが放射状に繋がっている。都市計画自体が芸術品。
芸術、文化に厚みがある。
行く前は、ビギナーか、ブランドに弱いチャラいヤツらが行く所と思っていたパリ。
それは、間違いだった。いろんな国や街を観てきた違いの分かる人にこそ、パリに行ってもらいたい。
公園に行けば、モデルの様な美女に逢えるし。
美女は言い過ぎか。
メトロの入口の装飾もいちいち芸術的。
火事にあう前のノートルダム大聖堂の芸術性も圧倒的。
車の渋滞すら芸術的。
この頃は、メシの写真を撮っていなかったけど、パリは、メシも強烈に美味い。と、パリを褒めちぎってきたけど、ヨーロッパの中でオレが一番好きな街は、イタリアの片田舎。ルッカとかシエナとか。中世から時が止まっている様な味のある街なんだよなぁ。美に対する情熱やセンスもフランス人よりイタリア人の方が上だと思う。