体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

家呑み日記No.85 本格麦焼酎 百年の孤独

学生時代、男8人だけの寂しいクリスマスイブ、大洋村の貸別荘で呑み会を開いた。そこに、宮崎から来た友人が「百年の孤独」という宮崎の蔵で造った焼酎を持参。そのネーミングがツボ、自分達の置かれた心境を表していて、笑いながら呑んだ。学生で金も無く、安い焼酎しか呑んだことのない俺たちにとって、琥珀色の液体は、ウイスキーの様に樽で熟成させた結果では無く、腐っているのでないかと疑うほど無知で幼かった。
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社会人になって、ちゃんとしたお店に行くと、ビックリする様な値段で百年の孤独を提供していて、友人の選定は大人びていたと感心した。その後もずっとプレミア価格が続き、一時は1.5万円を超える様な高値で転売されていたが、正規価格の3,361円(税込)で売っていたのを見つけ、迷わず購入。緊急事態宣言の出た今宵、孤独な心境を忘れるために口開け。ほぼ、ウイスキーと言っても過言では無いスメルとテイスト。猛烈に美味い。学生時代に戻りたいとは思わないが、今の生活は変えたいと思った夜。

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