一石投じる一杯を。構想から約10年、覚悟を込めて命名したのは、自らの姓『森嶋』。飲む方のなかに新しい気づきがある一杯であってほしい。そして、つくり手である自身にも一石投じる姿勢を忘れずにいたいという想いから、ラベルデザインも実際に震災で崩れ落ちた、大谷石蔵の石片を使用。この石片は、どんな困難をも乗り越えていく、森島酒造の不屈の精神のシンボルとして大切にしている。
空きっ腹で一口呑む。最初に感じたのは、米の甘味。直ぐに透明感あふれる酸味が追いかけてくる。料理をつまみながら呑むと、辛さも感じるから不思議だ。日本酒の奥深さを感じた夜。
(四合瓶税込1,815円)