体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

島根 出雲 地魚料理「久鶴」 ノドグロの塩焼き

出雲の夜は、地魚料理の久鶴へ。出雲の居酒屋情報は非常に乏しい。太田和彦氏の情報も無いし、名だたるブロガーの情報も無い。そんな時は、食べログの口コミと写真を食い入る様に分析。写真で美味いか不味いか大体分かる様になってきた。久鶴の時間を掛けて火入するノドグロの塩焼きは絶品と判断し、1週間前に電話予約。

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高齢夫婦2人でやっていて、カウンター11席、この日は予約でいっぱい。ハイボールも生ビールも無いので、瓶ビールから。お通しの魚介団子が強烈に美味い。

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メニューは無く、大将との会話で魚体と調理法を決めて行く方式。値段は訊けば教えてくれる。

まずは、穴子の南蛮漬け。素材を殺さない優しい酢加減。強烈に美味い。

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この日、唯一あった刺身は、アオリイカ。その甘さに驚き、更に驚いたのは刺身醤油の経験したことの無い円やかさ。数ある出雲の醤油蔵の中で、もろみから造っている蔵の醤油を使っているらしい。

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冷酒に移行。昨日、島根の酒には懲りたけど、出雲大社御神酒も造る旭日酒造の純米酒は文句無く美味くて安堵。

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魚は時価。この日のノドグロは、7千円から。まあ、高いけど、これを喰うために来たので迷わず注文。30分ほど掛けてゆっくり焼き上げる。

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皮と身を一緒に喰らう。今まで喰って来たノドグロの塩焼きとは全くの別物。火入と塩加減は絶妙だし、身のふわふわ感は焼きとは違う種類の新調理法が発明されたのかと思ってしまう。7千円払っても絶対に喰うべき一品。超猛烈に美味い。

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旭日の純米吟醸へ。先ほどの純米酒の方が好みなのでリターン。

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自家製らっきょう漬け。酒のアテに最高。強烈に美味い。

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甘鯛西京漬け焼き。なんとも美しい焼き上がり。これでご飯3合喰えるヤツ。猛烈に美味い。

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400gの血鯛一尾丸ごとの唐揚げ。関東ではあまり出会わない調理法。ポン酢の味がまた良くて最高の組み合わせ。猛烈に美味い。

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ノドグロの骨スープ。ノドグロ塩焼きで残った骨をお椀に入れ、お湯を注ぎ、ネギ、七味、僅かな醤油のみで整えたスープ。さっと作っているのに、もの凄く出汁が出ている。ノドグロの脂も良い感じに表面をコート。超猛烈に美味い。

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〆て2人で、2.3万円。凄かった。超大満足。

半沢直樹を観るため急いでホテルに戻る。出雲市駅内のセブンイレブン経由で。

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