外観はパッとしない場末の潰れかかった中華料理屋。しかし、ここに湖州料理の凄腕料理人がいる事を見つけちゃったオレ。
昨年9月、体たらく日記でこの店を紹介。すると、テレビ番組でも紹介される様になる。まず、昨年12月に「二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜」に登場、次は今年5月に「ぴったんこカン・カン」に登場。オレの目は確かな様だ。
夕方、急に思い立って電話で予約。19時半に到着すると、客はまだ半分の入り。しかし、30分後には満席となる。
いつも通りハイボールから。お通しは無い。
四川、広東系メニューもあるが、迷わず湖州料理を攻める。
汁なしワンタン。皮にほのかにミルクの風味を感じる。皮が主役で具は脇役。超強烈に美味い。
空豆と海老のあっさり塩炒め。夏らしい一品。名前通りあっさり、でも深みのある味という矛盾を両立。超強烈に美味い。
紹興酒18年モノへ。
スペアリブ。本場湖州でも絶滅しそうな幻の料理との事。甘甘辛の汁、ホクホクの煮込み方が堪らない。超強烈に美味い。
コーンスープ。濃厚な溶き玉子、控え目な塩が堪らない。強烈に美味い。
海老とトマトの両面かた焼きそば。この店のオリジナル。湯むきしたトマトの上に粉チーズなのがイタリアンっぽい。両面のかた焼きそばの間にたっぷりの海老と餡。
スプーンでトマトを潰し、そばと混ぜ混ぜしてから喰らう。見た目より薄味。何だろう?この和食にも通じる潔い味は。これは伝統的な湖州料理では無く、日本に来てから編み出したスペシャルティとの事。年配の日本人の口に合う味。猛烈に美味い。
蒸し鶏とキュウリのさっぱり和え。残った紹興酒のアテに腹にたまらない系を選ぶ。シンプルだけど強烈に美味い。
マンゴープリン。今日、初めての濃厚な品。プリンは濃厚な方がありがたい。強烈に美味い。
〆て2人で、1万円。今日も大満足。