ネタは山手の高級寿司店、雰囲気は心から寛げる下町の寿司屋、ここは内緒にしておきたい古き良き昭和の寿司屋。ここに下品で子供じみた体たらく達を連れて来るのは気が引けたけど、魔が差した。内◯は病気で休職中の身ながら酒をじゃんじゃん呑む体たらく。梅◯は呑むと記憶を無くす体たらく。清◯はカメラメーカーの開発責任者なのに料理を撮るならiPhoneのカメラには敵わないと敗北宣言する体たらく。この中で最もまともなオレは保護者役。体たらく4人がカウンターに座ると大将の怒涛のつまみ攻撃が始まる。初っ端、極上の大トロを喰った瞬間、初訪問の体たらく3人はパンドラの箱を開けてしまったと直感し、鯨の尾の身を喰った時には直感から確信に変わった表情を見逃さなかったオレ。もうタダでは済まされない。酒のピッチが急加速する体たらく4人。鰯を使った大将の修行時代の賄いは初めて喰うスペシャルティ。こういうのが本当の贅沢。つまみだけで2時間半、酩酊状態に差し掛かる頃、握りへ移行。極上の大トロから始まり、白烏賊を塩レモンでサッパリ、キラキラ光る宝石の様な筋子を見た時、現実とあの世の境目が曖昧になり、金目、太刀魚、甘鯛の焼き物3連発で全員同時昇天。まだまだ美味いものが続く。スイカに塩をかけるのと同じ原理で塩で甘さを引き出した馬糞海栗、初めて喰うウルイの握りは変わりネタだけど猛烈、漬け、烏賊の耳と喰って、ここからの鮑で全員がもうこのまま殺してくれと懇願。甘いツメで煮蛸を楽しみ、「最後に凄い鮪を下さい」と全力で懇願。大将はニヤリとし、隠し持っていた限り無く大トロに近い中トロという禁断の握りでラストフィニッシュ。〆て4人で、5.6万円。全員猛烈大満足。
- ホッキサラダ
- 鮪大トロ
- 白烏賊
- 生蛍烏賊(写真あり)
- 鯨の尾の身
- 天然カンパチ(写真あり)
- 鯨ベーコン(写真あり)
- 鰯の賄いスペシャル(写真あり)
- 鰈の身、エンガワ、肝(写真あり)
- ツブ貝(写真あり)
- 松輪鯖
- 縞鯵
- 大トロ握り(写真あり)
- 白烏賊握り
- 筋子握り
- 金目焼き握り(写真あり)
- 太刀魚焼き握り(写真あり)
- 甘鯛焼き握り(写真あり)
- 馬糞海栗握り(写真あり)
- ウルイ握り(写真あり)
- 鮪赤身漬け握り
- 烏賊の耳握り
- 鮑握り、歯、肝
- 煮蛸握り
- 鮪の限り無く大トロに近い中トロ握り(写真あり)