旅行最終日の朝。バルコニーで海を眺めながら、すし匠での時間を思い出す。コースが終わりお好みタイムに移る際、中澤大将は、こう言った。「ここからは、本当にお好きなものをお好きなだけ。」これは人生訓なのか?
そう言えば、コースの初めに出たのは、牡蠣だった。牡蠣は海のミルクと言われている。これは偶然だろうか?料理で人の一生を表現していたのでは?と考えるに至った。人はこの世に生を受けミルクで育ち、社会の枠組みの中で様々な経験を通じて人としての形が定まる。コースの終盤に四谷時代からの名物、あん肝スイカとおはぎを出たのは、人しての形が定まる時を表現していたのでは?そして、そこからは、本当に好きな事を好きなだけしなさい、というメッセージ。中澤大将自らが実践している生き方。そう考えると全てがしっくりいく。自分の人生に照らし合わせてもう少し考えていきたい。
- 作者: 一志治夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/04/12
- メディア: 単行本
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話しは全く変わり、1泊25ドル追加でケアロヒラニタワーのオーシャンビュープレミアムの部屋にアップグレードして正解だった。17階の海側から数えて2番目の部屋。