体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

京都 四条烏丸 居酒屋「楽庵」 冷やし冬瓜→麺匠「たか松」 鶏魚介のつけ麺

会社の恩人が天国に旅立った。

熱い理想主義者の故人と冷めた現実主義者の体たらく。酒場での2人の議論は、常に交わる事は無かったけど、本当に美味い酒だった。

告別式の帰りに、あべのハルカスの展望台に寄った。

地上300mの展望台は、吹き抜けになっていて、空に近い場所だった。

天国は空の上にあるって言うけど、本当だろうか?

京都に行った。心を落ち着かせるためだ。

約1年半ぶりの楽庵。チェーン店並みの価格で本格的な京おばんざいを楽しめるのが嬉しい。

今日は猛烈に汗をかいたので、黒生から。お通しの京おばんざい色々が美味い。

京のくみあげ湯葉
強い味。強烈に美味い。

にしんと茄子煮。
茄子好きの俺としては外せない品。絶妙の甘味。超強烈に美味い。

刺し盛り。
鰹、つばす、とり貝、甘海老、鱧、イサキ、石鯛、平目、スズキの盛り。超コリコリ。超強烈に美味い。

百年の孤独ロックの後、冷酒 春鹿に移行。

黒毛和牛あぶり。
官能的な脂の甘さがたまらない。強烈に美味い。

アキレススープ。
身体がコラーゲンを欲しがっている。超強烈に美味い。

冷やし冬瓜。
今日の一番。決め手は出汁の旨味と若草色の発色。猛烈に美味い。

丸茄子の海老あんかけ。
オレはいつからこんなに茄子好きになったのだろう?出汁の効いた餡がたまらない。強烈に美味い。

小鮎の天ぷら。
苦味を楽しむ。強烈に美味い。

鰻寿司。
直ぐに売り切れる楽庵マストアイテム。甘いタレと強い山椒の組み合わせがたまらない。超強烈に美味い。

お茶とデザート。

〆て1人で、9.9千円。今日も大満足。

大通りに向かう途中で見つけた麺匠 たか松で〆る。

石臼で挽いた全粒粉の麺が売りの様だ。

鶏魚介のつけ麺(850円)。
見た目、蕎麦の様な麺を素で口に入れる。香り良く、細麺なのに強いコシがある。スープを啜る。悪くは無いが、あっさりと濃厚の間で行ったり来たりしている印象。総じて文句無く美味い。

東京に戻る新幹線の中で一睡もせず、珍しく考え事をした体たらく。