体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

ロシアひとり旅最終日 赤の広場上空に戦闘機〜昨日の猛烈に美味いレストラン〜ロシアの感想まとめ

ロシア最後の朝食。つみれ風魚すり身団子やニシンの塩漬けは、日本食に通じるものがあり親近感を覚える。

赤の広場へ向かう。

カメラを持った大勢の人達が赤の広場側を見て待っている。何があるの?

突如、爆音と共に低空で飛ぶヘリコプターの編隊が現れた。大きなヘリコプターにはプーチンが乗っているのか?

今度は音速爆撃機が出てきた。戦争が始まるのか?

プロペラの爆撃機も出てきた。

空中給油を受ける音速爆撃機。こんな所でわざわざするのは、戦争では無くただのショーの始まりか。

今度は戦闘機だ。

違う型の戦闘機も出てきた。

フレアを出す戦闘機。

重そうな輸送機。

ロシア国旗の白、青、赤の煙を出す戦闘機。

赤の広場前まで行くと昨日に続き閉鎖中。何で?くぐってみたら、5月9日の戦勝パレードの準備のためらしい。戦闘機の飛行もリハーサルの様だ。

昨日の猛烈に美味いレストランに向かう。赤の広場側を何度も振り返りながら。

12時、まだ空いている。

昨日と同じ席に座る。

とりあえず生ビールから。

ボルシチ
ロシア最後のメシは、伝統料理を攻める。昨日の感動からこのレストランならボルシチも猛烈に美味いはずと期待。結果は、当たり。同じボルシチでも他で食べたものと全く次元が違う。丁寧に切られた野菜達、絶妙の酸味、旨味抜群の牛肉がスープの印象も支配。猛烈に美味い。

ビーフストロガノフ。
昨日に続きまた注文。昨日とは盛り付けが違う。違うシェフなのだろう。味は昨日より若干劣るものの、猛烈に美味い。

モヒート。
ミントたっぷり。意外にも味は普通だった。

シーフードスパゲティ。
〆は麺。ここのシェフならスパゲティも美味く作ると期待。結果は、当たり。ムール貝、鮭、烏賊、海老のトマト仕立て。昨日の魚のスープのスパゲティ版っていう感じ。やはり塩の使い方が絶妙。猛烈に美味い。

〆て1人で、2,210ルーブル(4,420円)。ロシア最後のメシも超大満足。

ホテルに戻り、タクシーを呼んでもらう。今回の旅では空港ーホテル間の往復のみタクシーを利用。後は、地下鉄と徒歩でやりきったので脚が鉛のように重い。モスクワ中心部からドモジェドヴォ空港までは、某地球の歩き方によると1.5〜2時間との事だったが、途中渋滞に巻き込まれるものの1時間で到着。ドモジェドヴォ空港からホテルに行った時も50分。どう考えても2時間にはならないと思うが、事故で道が閉鎖された場合とか不測の事態も考えているなら、そう書いて欲しい。

空港で日本人の謎の団体に対してロシアの少女達がバレエを披露していた。謎の団体とは何の関係も無いオレも、とりあえず謎の団体に紛れ込み観賞。バレエはかなり下手だったけど将来に期待。

旅の終わりにロシア旅行を振り返る。

【旅の準備編】
まず、ロシアは自由に旅ができる国、これが真実。某地球の歩き方によると、VISAの取得方法は、旅行会社を通じてロシア滞在中の宿泊と交通手段を全て予約し、現地旅行会社が発行するバウチャーをもらいロシア大使館にVISAの申請を行う事になっている。今どき、ホテルも航空券も自分で手配した方が安いし、選択肢も広まる。ので、VISAは、発行を専門とする業者に依頼。だいたい、いつからいつまでいるという事さえ決まっていれば、ホテルも航空券の予約も済んでいなくてもVISAは取得可能だった。ホテルは、booking.comで自分の好みに合うホテルを手配。安い、中心部にある、清潔、朝メシが付く、その代り設備やサービスは不問が条件。旅行会社に頼むとそんなワガママは聞いてもらえない。航空券は、JALのHPから手配。アクロバットな着陸で有名なアエロフロート航空でも良かったけど、自分の日程ではJALの方が安かった。

【ロシア人について】
行く前の先入観は、社会主義国家的な行動が残り、サービスという概念が無い、不親切、笑わない、男はウォッカばかり呑んでいる、女は美人が多い、だった。
実際は、
サービス精神は旺盛だった。フランスやイタリアの観光地よりよっぽどサービス精神旺盛。
人はみんな親切だった。困っていると黙っていても助けてくれる。こちらの拙い英語にも嫌な顔せず付き合ってくれる。
笑顔も最高だった。無駄に笑わないけど、会話の中で素の笑顔を見せてくれる。
男はビールばかり呑んでいた。ウォッカを呑んでいる人は見なかった。身体つきは、ヒョードルみたいなのがゴロゴロいた。
女は美人が多かった。背が高く色白で肌が綺麗だからそう見えただけかも。

【食について】
日本人の味覚に合い過ぎ。海外でこんなに合うのは台湾とロシアくらい。他の国では、3日もいると辛くなるのだが、ロシア料理はずっと喰い続けられた。ニシン料理が多いのも嬉しい。

【酒について】
ビールは国産、ウイスキー、ワインは外国産が主流。カクテルも主だったものはある。ので、バリエーションに不満を感じる事は無い。レストランでは、ウォッカは呑まれていない様だった。

【経済について】
経済は良くないと聞くが、そう見えなかった。街中を走るのは、ベンツ、BMWアウディ、ポルシェ、ワーゲン、プジョー。あたかも、ヨーロッパ車の展示会の様だった。日本車ではレクサスも多い。車を持てるのは富裕層だけなのかも知れないけど。治安も非常に良好なので、喰うに困る人達が多いとは思えない。

以上から旅のし易さ、居心地は抜群。
気質的には日本人は欧米人よりもロシア人の方が合うと思う。国と国の関係でも無理して欧米に合わせるよりロシアと組んだ方が楽なのでは?

という訳で、ロシアは最高だった。