体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

コッツウォルズ(Cotswolds)

オックスフォードで電車を降りる。

駅前でレンタカーを借り、コッツウォルズを目指す。プジョーマニュアル車が今日の相棒だ。

カーナビも地図も無く、道路にある標識と方位磁針だけを頼りに走り出す体たらく。自分がどこを走っているか分からぬまま山道を登ると、視界が開けた丘に出た。こんな偶然が旅の醍醐味だ。

また走り出す。今度は小さな村に入る。このベンチに座って昼寝したら気持ち良さそうだけど、それは老後の楽しみに取っておこう。

オックスフォードから3時間ぐらい走り、ようやくコッツウォルズの街に入る。

そして、やっと雑誌で見た風景と同じ場所を見つけた。

あふれるばかりの自然に囲まれて、人々がのどかに暮らす村 ”コッツウォルズ”。蜂蜜色の石で造られた家が並ぶ風景は、まるで絵本の世界だ。コッツウォルズには約160kmわたり、たくさんの小さな村が点在しているが、ここバイブリーが最も有名。何とも言えない緩やかな時間が流れている。

オックスフォードに戻る。帰りは道に迷わなかったが、ガソリンスタンドを探すのに手間取り、結局、レンタカー屋の営業時間に間に合わず。営業所の前に路駐し、

キーを返却ボックスに入れる。こんな返し方ができるのは合理的だ。

良く走り心地良い疲れに包まれ、ロンドンに帰る電車の中で爆睡した体たらく。