体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 新小岩 わいん食堂「chez とし」 美味

「おいしい」とは何だろう?
人が「おいしい」と感じるしくみには4つのタイプがあるという。

(1)「生理的おいしさ」。
必要な栄養素を含む味をおいしいと感じるもので、すべての動物がこの性質を持つ。例えば汗をかいたら塩味が欲しくなるような性質。

(2)「文化的なおいしさ」。
幼いころによく食べた味を好ましく感じるもので、いわばお袋の味を好む性質。

(3)「情報によるおいしさ」。
値段の高いワインほどおいしいと感じたり、「通の味」「本格派」などと形容される味を学んで、好むようになる性質。ちなみに通の味というのはたいてい苦みや酸みが強く、生理的おいしさの観点から見ると、むしろ有害な成分のサイン。本能的には避けたい味。

(4)「病みつきのおいしさ」。
人為的に精製した食品を食べたときに強く表れる。これは脳内の「報酬系」という神経回路の作用だ。砂糖や油の味はこの回路を強く刺激するため、えも言われぬ快感を感じて、食べる手が止まらなくなる。

久しぶりに訪れた「とし」で、上記(2)以外の3つのタイプを経験した。










〆て2人で、1.8万円。今日も大満足。