体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 平井 大衆酒場「豊田屋」 鮟肝鍋

やっと豊田屋に入れた。

通風鍋(白子、鮟鱇、鮟肝、牡蠣のプリン体たっぷりのミックス鍋)のシーズン、9月15日以降は直ぐに予約でいっぱいになり、まず入る事が出来ない。白子と牡蠣のシーズンが終った今なら比較的入りやすいようで、今日いきなりの訪問で入れた。けど、30分で満席となった。凄い。

今日は黒ビールから。お通しは無い。

ポテサラ。
特色無く普通。

鯨刺し。
旨味爆発。超強烈に美味い。

ハイボールは、ジョッキに中身を入れ、別でアズマ炭酸の瓶が提供される方式。下町式だ。

蛍烏賊刺し。
甘い。文句無く美味い。

鰯刺し。
脂の乗りはイマイチ。普通に美味い。

セロリ。
子供の頃は苦手だったものが喰える歳になった。独特の香りと苦味が最高。強烈に美味い。

餃子。
下手な餃子専門店より良い。文句無く美味い。

そろそろ本命の鍋に行く。この時期は白子や牡蠣は無いけど、鍋の種類は豊富。

鴨鍋。
鍋は一人前から頼めるのが嬉しい。

鍋奉行は大将にお任せ。火加減の調整から具の反転まで全てやってくれる。そろそろ良いと言われ喰ってみる。鴨の出汁が良く出ている。旨味と甘味のハーモニー。強烈に美味い。

鮪刺し。
口休めに赤身を。文句無く美味い。

鮟肝鍋。
この時期は、鮟鱇の身は最悪で、肝だけ仕入れるとの事。シーズン中は、鮟鱇丸ごと仕入れ、大将自ら裁く。しかも吊るしは使わずにまな板で裁く。吊るしを使う奴は包丁捌きが下手くそだから。滑るのを上手くコントロール出来ればまな板で裁く方が全然早いとの事。なるほど。

喰らう。鮟肝から溢れ出た出汁が凄いことになっている。濃厚な旨味。プルプルの肝。猛烈に美味い。こんなに美味い鮟肝は初めてだ。

シーズン中はもっと美味いのだろう。今年こそはシーズン中に何とか入り込み、通風鍋を喰ってみたい。

〆て2人で、9.1千円。大満足。