体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 新小岩 新日本料理「翠祥」 出汁祭り

金曜日なので明日の心配は無用。自宅からは遠い北口の奥を攻めてみる。ネットの事前調査により候補は2店に絞り込み済み。あとは店の前まで行き、オーラで判断。
新小岩駅北口から8分ほど歩き新日本料理「翠祥」の前。高そうだけどきっちりした仕事をしそうなオーラを感じ入ってみる。

店主はネクタイ、女将は着物、こんな格式の店に入ったのは久しぶり。
この体たらく日記の分類では、割烹や小料理屋でも「居酒屋」の分類にしてきたが、この店を居酒屋に分類するのは気が引けて、今回新たに「日本料理」の分類を追加。

いつも通りのハイボールはやめて、店の格式に合わせスパークリングから。お通しの小鉢が全部強烈に美味い。

あん肝ポン酢。
滑らかで上品。超強烈に美味い。合わせる酒は、米焼酎 十四代 秘蔵のロック。

刺し盛り。
和歌山のきはだ鮪、青森の平目、佐島の〆鯖、北海道の雲丹、佐島の墨烏賊。特に、〆鯖、平目、雲丹が強烈に美味い。合わせる酒は、竹鶴の冷や。

松茸土瓶蒸し。
出汁と各種調味料をボールの中で丁寧に合わせる所作を見て期待が高まる。ちょうどいい塩梅。強烈に美味い。合わせる酒は、旭興 たまかの冷や。

仙台牛の炙り刺し。
サシは少な目だが肉本来の味を楽しめる。強烈に美味い。合わせる酒は、山崎ハイボール

海老と蟹の茶碗蒸し。
良い出汁を取っている店の茶碗蒸しは美味いに決まっている。強烈に美味い。

鯖棒寿司。
この店の名物。薄味なのか酒で舌が麻痺したのか分からんが、パンチを求めてガリと一緒に喰らうと文句無く美味くなった。

〆て2人で、1.8万円。料理も雰囲気も良いけど、体たらくにはちょっと高過ぎるな。