体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

東京 東新宿 小料理「旬美」 彦や伝説again

抜弁天交差点に「彦や」という伝説の名店があった。50種類以上もある日替りメニュー。意外性のある組み合わせの妙。店主1人で猛烈なスピードで料理を作り上げていく芸術的な所作。和、洋共に最高のクオリティーを楽しめる彦やは貴重な存在だったのだが、2014年末、何の前触れも無く突如閉店。途方にくれた。
2014年1月訪問日記
2014年2月訪問日記
2014年3月訪問日記
2014年6月訪問日記

ところが、人生はこれだから面白い。ある日、彦やの店主が東新宿にある店で復活しているという情報を得る。彦や伝説は蘇るか?という訳で、「旬美」を初訪問。場所はドンキホーテ新宿店の隣。韓国料理店がひしめく界隈だ。
ちょっと高そうな店構え。

先客は2人だけ。大丈夫か?

いつも通りハイボールから。

メニューを見る。確かに彦やラインナップだが、種類は彦や時代の6割。まあ、致し方無い。

筍とふきの田舎煮。
優しい味。彦や時代と同じだ。文句無く美味い。

トマトとブロッコリーのサラダ。
トマトが強烈に甘い。ドレッシングもいい感じ。強烈に美味い。

日本酒に移行。

百春。
ピリ辛で芳醇。強烈に美味い。

牛すじポン酢。
脂の強烈な甘味をポン酢で抑える。強烈に美味い。冷酒がススム。

ねばねば5種と半熟卵。
彦やの看板メニュー。良く混ぜると不思議な味に変化。納豆嫌いの体たらくも美味しく食べれる。強烈に美味い。

鮪タルタル。
鮪を使ってタルタルソースを作るという挑戦的な試み。猛烈に美味い。

房島屋
酸味の強い濁り酒。嫌な苦味も感じる。普通に美味い。

鶏唐揚。
最後に腹を満たす品を。文句無く美味い。

〆て1人で、7.4千円。
確かに彦やの味だったが、客が入っていないのが気になる。