体たらく日記

呑、喰、旅。世のため人のためにならない体たらくの日記。

夏の北欧旅行 4日目 ストックホルム観光

今日は、ストックホルムを観光。

ホテルからノーベル賞公式晩餐会の会場として有名な市庁舎に歩いて向かう。市庁舎の塔は遠くからでも見えるので迷うことはない。途中には、ストックホルムランドマークタワー的存在のリッターホルム教会がある。


10時前、市庁舎到着。
遠い昔、宇宙誕生の謎を解明してノーベル物理学賞を取ろうなんて壮大な夢も見た体たらく。まさか、こんな体たらくな大人になるとは思ってもいなかった子供の頃。市庁舎を観るのは複雑な気持ちだ。

市庁舎の中は、内部見学ツアー(当日予約)でのみ見学可能。10時スタートの英語ツアーにギリギリ間に合う。
祝賀会会場のブルー・ホール。設計時は青く塗る計画だったので青くも無いのに名前だけブルーのまま。

メダル。

受賞者達が舞踏会を行う黄金の間。

今度は塔に登る。別のチケットが必要で出発時間が決められている。

塔の上からの眺め。ストックホルム市街を見渡せる。

中央駅まで歩き地下鉄でRADMANSGATAN駅まで行く。

目的はストックホルム市立図書館。

本を借りるためではなく、建築を観るためにここまで来た。
巨大な円形の壁に本棚がずらっと並ぶ。円の中心に立つと人類が獲得してきた知の集積に囲まれた感があり、何とも言えない独特の感情が湧いてくる。

RADMANSGATAN駅まで戻り、地下鉄でOSTERMALMSTORG駅まで行く。
ここにナイスな市場がある。王室御用達の店もあり新鮮な魚や肉料理も楽しめるグルメスポット。

旨そうな熟成肉の塊。涎が出てくる。

魚介類の素材も良さそう。

最も流行っていたLISA ELMOVISTに入る。

シャンパンのボトルを頼み、喰い物は生牡蠣、小エビカクテル、サーモンを選ぶ。


サーモンの美味さは特筆もの。本場だけのことはある。

〆てSEK1,100(約16,700円)。
市場にしては思っていたより高い印象だけど、北欧だしボトル呑んだからこんなもんか。

腹が満たされたところでセレブの街、エステルマルムを散歩。
重厚なセブンイレブンを見つける。

次は、タクシーを捕まえスカンセン野外博物館に向かう。

世界初の野外博物館らしいが、ストックホルム日光江戸村みたいな所。
地元の人は絶対に行かない所って感じ。



港沿いをゆっくり散歩。

疲れたので一旦ホテルに戻り1時間ほど休憩の後、旧市街のガムラ・スタンへ徒歩で向かう。
明日も夕方のフェリーの時間までガムラ・スタンを観光できるので、今日は味見程度にしておく。


いい時間になってきたので、ホテルから徒歩20分程度の所にあるはずのお目当てのレストランを探す。FIGAROに載っていた地元民に愛される食堂。トナカイ肉のタタキが喰えると聞いて楽しみにしていた。地図を頼りに探すが全く見つからない。1時間以上歩き、疲れたところで地元民にレストランの場所を尋ねる。「このレストランは数か月前に閉店したよ」この言葉を聞いてどっと疲れが出た。歩く気力も体力も無くなったのでタクシーでホテルまで戻り、近くのレストランBLADORRENに入る。ラムチョップとサラダをつまみにビールを飲み干した後、ウイスキーソーダ割り(ハイボール)を頼む。期待しないで入った店だがラムチョップは、ソースが旨く大当たり。



〆てSEK612(約9,300円)。

ホテル敷地内の高台から黄昏時のリッターホルム教会側を眺める。
絵になる街だな。

良く歩いた一日が終了。